RNA結合タンパク質(RBP)はRNAに結合することで凝集性を獲得し、神経変性を引き起こすと考えられています。これまで私たちは、RBPの一つであるELAVL4に着目し、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の病態機序の一端を明らかにしました。その過程で、凝集体形成にRNA四重鎖(G4)構造が関与することを示しましたが、G4以外のRNA構造の存在も強く示唆されています。
本研究では、ショウジョウバエ神経変性モデルを用い、ALS病因性RBPのTDP-43に結合するRNAを光化学CLIP-Seq法により網羅的に解析します。これにより、アミロイド凝集性をもつperRNAの特徴を明らかにし、治療薬開発へとつなげることを目指します。さらに、得られたRNA情報をperRNAデータベースの基盤データとして供出し、中枢神経疾患研究の発展に貢献します。
